見た映画(2020,2021)

2年ぶりにブログでも書く。
filmarksは一応つけてるんだけど感想を書くことも星を付けることもなくなったので、思い出しながら書いていく。振り返ると2020年の頭に見たパラサイトからなので、昔過ぎて思い出せるか不安しかない。ダーッと書くので読みにくいと思う。

  • 2020年

    • パラサイト
      アカデミー賞取ったやつ。序盤のテンポの良さは何回見ても飽きない面白さがある。1月に見て2月に友達と見に行ったと思う。Netflixに追加されてからは3回くらい見てて結構見てるのでお気に入りなんだと思う。
    • イコライザー2
      イコライザーの続編で、そこまで面白くなかった。1のラストではホームセンターで戦ったんだけど、2では確か昔住んでた橋一本繋がってるだけの思い出の島みたいなところで悪天候の中で戦ってて、なんかすげえ力技で一般人を巻き込まないようにしたなって思ったんだけど、2で戦場が島全体になったことで少しCGにキツさが出てて、1のホームセンターは予算との兼ね合いの上手さとかマッコールの隣人感が上手く表現できていたんだなぁと思った。最近1を見返していたんだけど、やっぱり1のほうが面白い。続編の3を作ることが決定したっていうニュースを少し前に見たけど、2の調子ならもうええやろって感じでなんか盛り上がれないですね。
    • 殺人の追憶グエムル
      パラサイトが良かったので同監督作で気になったので見た。パラサイトで得たおもしれえ!って感じではなかったけど良かった。
    • フォード vs フェラーリ
      今振り返るとなんで見に行ったのか謎だけど、多分その頃アカデミー賞が近くてノミネートされてたし主演の2人が好きだから見に行ったんだと思う。内容はタイトルそのまんまというわけではなくて、後半ではフォード内部で争ってることが多かった気がする。クリスチャン・ベイルがマジでかっこよかった。
    • スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
      エドガー・ライト監督作。オタクっぽい少年が女の子に一目惚れしてしまって今いる彼女ほったらかして、その女の子の元カレを倒していくっていうストーリーだったと思う。元カレたちとのバトルの演出が格闘ゲーム風だったりして面白かった。2011年っていう少し前の作品で、今はもう売れっ子になってしまった出演者がわりといて、あまり詳しくない自分でもこの人どっかで見たことあるが多かった。あと日本の双子俳優が出てた。ブリー・ラーソンがボーカルしてるバンドが出てくるんだけど、そのバンドの歌が結構良くて今でもたまに聴く。
    • 真夏の方程式
      面白かった。設定やトリックは覚えているんだけど、誰が殺されたのか全く思い出せない。確か民宿の爺さんが殺人のために小学校低学年くらいの少年を使って、それを見破った教授はその事実を公にするか悩んだ結果、しないままその町を電車に乗ってあとにするというエンディングだったんだはずなんだけど、ひと夏の終わりと物語の余韻が合わさっていい感じだったのにエンディングに突入した途端流れるガリオのテーマで何もかも台無しになった記憶がある。
    • もののけ姫千と千尋の神隠し
      コロナのせいで映画館で上映するものがなくなったから、確かジブリの、もののけ姫千と千尋ゲド戦記、あと多分ラピュタの4作が上映されてた。ゲド戦記は今まで見たことないしラピュタはそんなに好きじゃないので、わざわざ映画館で見る気が起きなかったが、映画館での体験は家で見るものとは全く別物と考えているので、いい機会だと思いジブリ作品で一番好きなラピュタと家で見ても全くしっくりこなかった千と千尋を見ることにした。2本見て映画館で見ることの良さを改めて実感したし、千と千尋はスクリーンに集中できたおかげかぶっちゃけ全く何も理解してないのになんか感動してしまった。もののけ姫を映画館で見る機会なんてこの先無いかもしれないともののけ姫2回目を見に行ったけどたしか後半寝てしまったと思う。映画館で見ることはいいことだけど、作品のクオリティに関わらず寝るときは寝る。
    • 同級生
      気になってた作品が配信に来てたので見た。作画が良かった。
    • 七つの会議
      面白かったけど多分見返すことはない映画。原作だと知らないけど結局七つの会議ってなんなんだと思った。多分会議が七つあるだけなんだろうけど。
    • ノーラン作品
      ノーラン作品は2019年の記事でも書いてたけど、前述したようにコロナのせいで洋画が全く入ってこなくなって映画館で映すものがなくなったのと、ノーラン監督の新作のテネットが公開されるからそれに併せて過去作が映画館で放映してた。ノーラン作品はIMAXフルサイズのシーンが多く、それを上映できる日本に2つしか無い映画館が近所にあるし、ノーラン作品を映画館で見たことがないので、行かないわけにはいかないだろうということで見に行った。見た作品は、ダンケルクダークナイトインターステラーの3作でダンケルクはそこで初めて見た。ダンケルクは冒頭の主人公が一人走っていて仲間に出会うシーンからタイトルが出る辺りまで確かフルサイズで、映画を見に来たぞ!っていうインパクトを与えてくれてフルサイズを効果的に使ってるなぁって感じた。この3作見たとき全部本編前にテネット冒頭シーンが流れてて、そこも同じようにフルサイズ使ってたと思う。
    • テネット
      時間を逆行する映画。見てる最中頭が混乱しそうになるんだけど多分これは深く考えちゃいけないやつなんだろうなって思いながら見てた。ロバート・パティンソンのリュックのアクセサリーとかエリザベス・デビッキの飛び込みシーンとか伏線が説明的すぎるというかわざとらしいという感じがあって、回収するシークエンスに入ってもあまり気分が乗らなかった。ケネス・ブラナーのDVシーンがリアリティめっちゃあって怖かった。
    • 82年生まれ、キム・ジヨン
      109のポイントが溜まって1本無料で見れるようになったので、普段自分が見ないような作品でも見ようと思って見に行った。原作は韓国の確か小説で、韓国社会で生きる女性の差別、生きづらさを主人公のキム・ジヨンを通じて描いたような作品だった。
    • エヴァ旧劇、新劇序破Q
      当初の予定では年明けの1月にシン・エヴァが公開するからそれに併せて旧作がリバイバル上映してた。Qは映画館で見たことあったけどそれ以外は見たことなかったのでいい機会だったので見に行った。2020年はそういうのが多かったですね。旧劇とQはたしか2021の1月に見たはず。旧劇はシト新生と合わせて2時間半くらいの上映で、QはIMAX用に再撮影した3.333verだった。旧劇がシト新生との間に休憩があってそこに未就学児の子供と見てるママ友グループがいて、旧劇は明滅が激しいしグロいしであんまよくないだろって思った。Qは再撮影で映像が本当にきれいになってて、星空とか赤き月から落ちる大量のインフィニティとかが特に顕著にきれいに見えるようになってた。その前に序と破を見ていたので余計そう思えた。ただ残念だったのが上映した序と破のバージョンが確か1.11と2.22だったので自分としては、まだ見たことのない1.0と2.0が良かった。
    • ミッドサマー
      配信で見た。主演の女優がMCUのエレーナだとホークアイを見ててあとから気づいた。ブラックウィドウはまだ見てない。なんか感想書こうと思ったけどミッドサマーの感想とか考察とかってインターネットに溢れすぎてて、なんか感想とか今更書く気があんまり起きないもの。パラサイトもそうだった。
  • 2021年

    • ブックマート
      陰キャ女2人がいい大学に進学決まってて周りのカーストトップの奴らを下に見てたんだけど、その中のひとりが同じ大学に行くことを卒業前に知って陰キャのままで高校生活終われるかよって張り切る映画。割と面白かったんだけど、今の価値観だと陰キャのままでもええやんみたいな感じがふさわしそうで、陽キャになろうと必死こいて結局陰キャ同士で喧嘩してしまうシーンは悲しかったですね。主演の片方がジョナ・ヒルの妹でめちゃくちゃ似てる。
    • 花束みたいな恋をした
      なんか流行ってたし普段恋愛ものとか見ないから、あと押井守を見にいった。結構面白かった。2015年に初対面でめちゃくちゃサブカルの趣味が合うことが分かって付き合っていき、2020年にその意気投合した場所で別れ話をするんだけど、その時近くにいた2020verのサブカルカップルの会話で出てくるサブカルワードを聞いて、自分は今はこんなのはやってるんですねぇって思ってた。有村架純そんなに好きじゃなかったけどすごい美人で、撮り方って重要なんだなぁと思った。
    • シン・エヴァ
      初見の感想は本当に終わってしまったんだなと寂しくなってしまった。後半の補完パートは、どういう原理で補完が行われていくのかとかシンジによって補完されていくチルドレンたちとかの、理解できないけど分かってしまう、物語が急速に収束していく感じはインターステラーの5次元空間が閉じるシーンに似たようなものを感じてしまった。あとネタバレ無しで挑んだ初見時にしか得られない感情だとは思いますが、アスカとケンスケがデキているとだんだん分かっていくAパートでは、あぁこれが脳が破壊されるということなんだろうなという生まれてはじめて遭遇する感情と出会えました。感謝。トウジとケンスケが生きてるのは予想してたけど感動しましたが、脳が破壊されていくシーンではこの感動を返せよって思いました。
      ラストでシンジの声優が変わったことはあまり納得はしていませんが、VOYAGERからの駅のチャイム、DSSチョーカーが解除される「ピッ」という効果音からの、One Last Kissのイントロにつながるこの流れがめちゃくちゃ美しいのでまぁええかとなっています。総作監錦織敦史なので錦織敦史だった。Cパートの南極突入以降はロボットアニメ特有のラストを勢いと力技で持っていこうとしてバカアニメになる感じがあって楽しかったです。
    • シャン・チー
      後半の村パートがあんまり面白くなくて、前半のアメリカとか中国の町で戦っているパートの方が面白かった。トニー・レオンがかっこいい。テン・リングスというアイテムが良くてこれから先いろんなヒーローと一緒に戦う時めちゃくちゃアクションが映えそうだなって思った。
    • エターナルズ
      クロエ・ジャオが監督してる。ノマドランドは見てない。確かMCU初のIMAXフルサイズでそれを効果的に使えてて映像が綺麗だった。あと高速移動できるキャラの映像が良くて、MarvelのクイックシルバーとかDCのフラッシュよりも高速で動いている感がよく出せてて好きだった。イカリスが太陽に投身自殺しててそのシーンのライブ感が面白かった。ゲイのキャラクターのキスシーンがはっきりと出てきて、今までのMCU作品ではそういうのは無かったと思ったからすごいなと思った。と、同時にインターネットでなんか言われそうだなぁと思って実際そうだったし、映画見てる最中にインターネットの声を先回りするのはよくない癖なのでやめたい。
    • ヴェノム2
      バカ映画
    • ジョン・ウィック3
      イコライザー2の感想でも書いたけどもう終わってええやろって程度の面白さ。でも何も考えなくていいから気楽に見られていい。
    • 愛が何だ
      公開してたときから見たかったんだけど配信に来てたので見た。普通の面白さだったけどいいシーンが多かった。コンビニ前での会話とか良かった。江口のりこがかっこいい。主演の岸井ゆきのは高校の時にKANA-BOONのPVで初めて見てこの子すぐ売れそうって思ったんだけど、すぐではなかったけど最近売れてきて嬉しいですね。
    • シャッターアイランド
      スコセッシ監督作。映像見てて作り方がウルフオブウォールストリートじゃんって思ったら監督が同じだったから嬉しくなった。最後結局どっちなの?って話だと思うんだけど、多分正気なんだろうなと思いました。エンディングで流れる曲に聞き覚えがあると思ったら、メッセージというタコみたいな宇宙人が出てくる映画にも使われてました。いい曲なので結構聴く。
    • エスタデイ
      ビートルズの存在しない世界に異世界転生して、ビートルズの曲パクって有名になる映画。異世界転生ものなので面白かった。エド・シーランがエド・シーラン役出ててくる。それも完全に主人公のかませ役として。エド・シーラントと主人公との作曲対決で主人公が披露するThe Long And Winding Roadのカバーがとても良かった。
    • ボクたちはみんな大人になれなかった
      Netflixオリジナルの邦画。40歳の大人が「大人になれなかったよ~」って思いながら過去回想していく映画なんだけど、そういう主人公が許されるのって大学生までだろって思ってしまって、なんかいけ好かないなと思った。主人公がテレビマンで劇中で小沢健二たくさん流れてて、実際90年代回想から始まるから仕方がないんだけどおっさん臭かった。最後タクシーに乗っているシーンで流れる小沢健二の彗星がよかった。
    • 閃光のハサウェイ
      HDR前提で作られたらしい映像が気になったからドルビーシネマに見に行った。ガンダムはAGEしかみたことないにわか。ドルビーシネマは初めてだったので、本編前に流れるデモ映像の本物の黒に感動した。後半ずっと夜での戦闘シーンで真っ暗で通常の劇場設備だと見づらいんだろうなって思って、ドルビーシネマで見たのは正解だった。映像がいいシーンがとても多くて、特にロケット発射からのマフティーバレる、ガンダム登場あたりまでの一連が映像とBGMがマッチしててよかった。エンディングで閃光が流れるシーンは爽やかすぎててテロリストなのに何なんだよって思った。次回作を作るのにこのクオリティを維持したら何年待たされるかわからないのが辛いところ。
    • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
      日本での公開は2022年だったけど、試写会で2021年に見ることが出来たので書く。面白かったというより、なんというか良かったという気持ちのほうが大きい。ずっと期待されてきた過去作のピーターの出演が叶って本当に良かった。ウィレム・デフォーの演技が良かった。最後みんなの記憶を消してピーターのことを覚えている人が誰もいないけど、ピーターの功績は残っているよっていうのはオタクが好きなやつです。いいところは語り尽くされてるので不満点でも書いてい後と思います。まず映画としての完成度だと前作のFFHのほうが勝っている。FFHは映画館で鑑賞した時、映像と脚本が面白すぎて涙が出てしまうという初めての経験をしたくらい面白かった。なぜNWHにそこまで面白さを感じなかったというと映像の点がかなり大きいと思う。顔面アップとかのダサいカットとかお粗末なVFXとかが本当に多くて、感動に浸ることを阻害してた。VFXに関しては今までのスパイダーマンで一番ひどいと思ったし、今年のアカデミー賞VFX部門にノミネートされたのを見て自分の目を疑ったくらいです。あとこれは自分が悪いんですけどリークで出てたガーフィールドの写真まんまのカットが出てきて笑ってしまった。
      ピーター3人の掛け合いとかいいシーンはたくさんあったけど、エレクトロが言ったスパイダーマンは黒人だと思っていたという台詞が、マイルスの存在を示唆しつつ、あまりうまくは言えないけどメタ的な視点でこれまで全員白人のスパイダーマンと白人3人から始まったMCUの世界に対してこれからのアメコミ映画を示したようにも感じられてすごいなとおもいました。こういったメッセージは前述したエターナルズのシーンからも感じられました。映像がもっと良かったものだったらなという思いはありますけど、ずっとスパイダーマンが好きだった自分を肯定してくれるような、まさにスパイダーマンエンドゲームと言えるような作品でとても大事な作品となりました。2021年はエヴァスパイダーマンという昔から好きだった作品が、過去作の良かったところや悪かったところもまとめながら綺麗に終わったので生きてりゃいいことあるもんだなと感じましたが、ダイパリメイクの出来が本当に悪くて思い出を汚されたので、人生には無かったほうが良かったものもあると思いました。

他にも色々みたけど書く気が起きなかったのでおわり